独立開業シリーズ④ ホームページの制作②

独立開業シリーズの第四回目は「ホームページの制作②」です。前回では、WordPressやJimdoのウェブサイトビルダーやドメインについて説明しました。今回は、ホームページのコンテンツについて説明していきます。

コンテンツの選定

ホームページの制作で最初に検討すべき内容は、ホームページに掲載するコンテンツの選定です。当設計事務所のホームページでは、以下のコンテンツを掲載しました。
サービス内容
ホームページで重要なウェブコンテンツです。事業計画の立案の際に検討した、クライアントに提供するサービス内容(事業内容)を掲載します。その他には、クライアントが依頼してから成果物を提供までの業務フローや価格表を掲載します。
事務所案内
事務所の所在地、連絡先(メールアドレス)や地図の他に、代表挨拶(ご自身の挨拶です)やプロフィール、経営理念などを掲載します。
メルマガ
開業直後には難しいと思いますが、メルマガを開始したときのためにメルマガのバックアップを閲覧できるページを準備しておきます(当設計事務所のホームページのメニューにある「メルマガ」は未だに只今準備中となっています…)。
問い合わせフォーム
相談者が連絡を取れるように専用の問い合わせフォームを用意します。問い合わせフォームには、名前、メールアドレス、本文(相談内容)の他に相談者の電話番号を記載できるようにします。
ブログ
閲覧者に興味を持ってもらうために、日々の出来事やイベント(セミナー開催など)、連絡事項などをブログで掲載します。
プライバシーポリシー
個人情報や秘密情報の取り扱いについて説明します。これは、フッターに設定するようにします。
サイトマップ
プライバシーポリシーと同じく、サイトマップをフッターに設定します。

サイトマップの決定

当設計事務所のサイトマップ案

ホームページのコンテンツを決定した後は、サイトマップを決定します。つまり、コンテンツの表示する場所を決定します。すべてのコンテンツをトップページに掲載できれば問題ありませんが、通常はホームページのヘッダーにコンテンツ名のみ列挙し、閲覧者にクリックしてもらいコンテンツを表示します。コンテンツの情報量が多い場合は、コンテンツを階層化して見やすくしなければいけません。
上記の表は、当設計事務所のサイトマップ案です。まずは、このようにコンテンツの階層化を検討してから、各階層で表示すべき情報を下書きしていきます。
このときに注意すべきことは、階層を深くしないことです。階層を深くしすぎると閲覧者が途中で閲覧を中止してしまう懸念があります。基本的に当設計事務所の階層は三層までとなっています。

トップページ掲載すべきコンテンツは?

当設計事務所のトップページ案

サイトマップを決定し、各コンテンツの下書きが完成した後にトップページのレイアウトを決定します。トップページのレイアウト次第で閲覧者の第一印象が決定するといっても過言ではありません。
当設計事務所のホームページは、トップページのロゴデザインとヘッダーデザインをプロのデザイナーに依頼しました。閲覧者が最初に目に付くのはロゴデザインとヘッダーデザインになります。ホームページの印象を良くするためにもプロのデザイナーに依頼することをお勧めします。また、時々更新されるブログは、閲覧者にチェックしていただきたいため右サイドに配置しました。そして、閲覧者に見ていただきたいコンテンツはサービス内容です。そのサービス内容をトップページの中央に配置するようにしました。
当初は、そのサービス内容の下に事務所案内と事務所の地図を掲載していました。しかし、コンサルから「もったいない!トップページはアピールする場所です」と指摘されて、当設計事務所のセールスポイント「当設計事務所が選ばれる理由」を表示するようにしました。そのような経緯があり、現在のトップページが完成しました。

コンサルは必要?

デルタテックラボラトリ ホームページ コンサルタント
ホームページのレビューを受けている様子

二回に渡ってホームページの制作について説明してきました。この二回の記事を読んでいただいた方の中にはお気付きかもしれませんが、私はコンサルにホームページのレビュー(チェック)を依頼しました。最初はトップページ全ての制作を依頼したかったのですが、「忙しい」の一言で一蹴されてレビューのみの依頼となりました。私が依頼したコンサルは、プロフィールシートや名刺などのデザイン、制作などを担当いただいた方です。
ホームページの制作にコンサルは必要?と思われる方はみえると思いますが、結果としてコンサルにホームページのレビューを依頼して正解だったと感じています。その理由は、リリース前に記事やデザインを第三者にチェックしていただくことで、閲覧者にマイナスと捉えられる表記や理解できない表記などを指摘いただけたことはよかったと思ったからです。
コンサルは決して安い費用ではありませんが、独立開業される方であれば開業費に計上できるため、一度ご検討されてもよろしいかと思います。