独立開業シリーズ⑤　営業ツールの準備

独立開業シリーズの第五回目は「営業ツールの準備」です。お客様に自らを知っていただくためには営業ツールが必要になります。営業ツールとして、ホームページ、名刺、プロフィールシート、SNSが考えられます（ホームページにつきましては、独立開業シリーズ③「ホームページの制作①」、独立開業シリーズ④「ホームページの制作②」をご参照ください）。

名刺の表示内容は？

営業ツールとして最初に頭に浮かぶものは名刺だと思います。名刺を準備することにより、相手に屋号（個人事業主の場合）と名前を理解していただくことはできます。その名刺には、何を表示すればよいと思いますか？

名刺に表示する内容は、屋号（会社名）、名前、住所、連絡先（電話番号、メールアドレス）が一般的ではないかと思います。しかしながら、当設計事務所の名刺にはその他にも色々な情報を詰め込んでいます。

ホームページアドレス（URL）
メールアドレスの下にホームページアドレスが記載されている名刺を見かけることはあります。当設計事務所の名刺にもホームページアドレスは記載されていますが、その他にQRコードを右下に掲載しています。これは、スマホで簡単にホームページを閲覧できるようにしています。
業務名称
名刺の右上に「電子機器・電子回路設計技術コンサルタント」という名称が記載されています。これは、名刺を受け取った方に私がどのような業務に携わっているかを一目で理解していただけるようにしています。展示会のブースで名刺交換した際に、ブースの担当者の方がすぐに私の専門分野を理解いただけるため、大変役立っています。
業務内容
名刺の裏面には業務内容が記載されています。これは、名刺を受け取った方に当設計事務所の業務内容を理解していただくとともに、この業務内容から会話のネタになるときがあります。
経歴
名刺の裏面には「30年以上のエンジニア経験」、「LSI×映像機器×EVの設計実績」と記載されています。実績を記載することで、名刺を受け取った方に信頼していただけるように配慮しています。

当設計事務所の名刺のデザインは、ホームページに使用されているカラー（オレンジ）とヘッダーデザインに統一されています。これは、ホームページのヘッダーと名刺のデザインを同じデザイナーに依頼しているから実現できています。名刺を受け取った方々に少しでもインパクトを持っていただけるように配慮しています。

プロフィールシートとは？

デルタテックラボラトリ　プロフィールシート — 当設計事務所のプロフィールシート

プロフィールシートは、ご自身の経歴やアピールポイントを記載したシートです。これは、お客様と最初にお会いするときに、このシートで私自身を紹介することを考えて作成しました。お客様の前で自己紹介をするときに、このシートがあればお客様に理解しやすく会話が弾むのではないかとも思っています。

アピールポイント
ご自身が得意とする専門分野や業務内容、長所などを記載します。私の場合、プロフィールシートの左側に六個のアピールポイントを記載し、上三個は設計業務に関するアピールポイント、下三個は自分の強み、長所などを記載しています。
経歴
ご自身の学歴や所属していた会社名、携わってきた業務内容を年代と一緒に簡潔に記載します。
その他
当設計事務所のプロフィールシートには、当設計事務所を設立に至った「私の思い」とプライベートの一面を紹介するために「私の趣味」を記載しています。

「私の趣味」を記載した理由は、「お客様とお会いしたときに会話の切り口になれば…」というデザイナーの心遣いです。プロフィールシートのデザインは名刺と同じく、ホームページに使用されているカラー（オレンジ）とヘッダーデザインに統一されています。
本来であれば、お客様とお会いしたときにこのプロフィールシートをお渡しして面談する予定でしたが、コロナ禍のためにリモートでの面談が殆どのため、未だにお客様にお渡しする機会がありません。お客様にお会いする機会があれば、強力な営業ツールになると確信しています。

SNSの活用法

SNSにはLINEやfacebook、Twitter、インスタグラムなどがありますが、みなさんはどのSNSを活用されていますか？
当設計事務所を開設したときには、facebookのプロフィール写真などをホームページと同じ写真に統一してビジネス仕様にしました。しかしながら、友達の人数が50名程度と少なく（開業前にもっと繋がっておけばよかったと反省…）、営業ツールとしては活用できていないのが実情です。
私のコンサルからは、SNSの営業ツールとしてTwitterの活用を提案されています。Twitterで電気電子技術に関するツイートを発信することによって、興味を持ってくれる人がフォロワーになってくれるため、ビジネスに繋がっていく可能性があるという訳です。今年の抱負としてTwitterを始めることを考えていましたが、未だに始められていません…。Twitterを開始したときにはこのブログで報告しますので、是非フォロワーになってください。